世界遺産知床半島で流氷の上のオオワシを見る！

2005年に日本で3つ目の世界自然遺産として登録された北海道の知床半島。

私にとっては北の果てというイメージがあった北海道の知床、知床の語源となった
アイヌ語の「シレトク」も「地の果て」という意味だそうですが、実は緯度でいうと、
知床がある北緯44度にはイタリアやモナコなど地中海沿岸の温暖な地域があり、
知床は北半球ではもっとも低緯度で流氷が見られる場所なんだそうです！

この知床の流氷の下でプランクトンが育まれ、プランクトンは小魚の、小魚はサケ
などの魚の、サケなどの魚はヒグマやオオワシの、それぞれ餌となり、食物連鎖が
保たれているそうです。また、知床半島には海から山までさまざまな自然環境が
あるため、ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの哺乳類や、トド、アザラシ、イルカ、
クジラなどの海生哺乳類、鳥類ではシマフクロウやオジロワシなどの絶滅危惧種
のほか、今回ご紹介する日本最大の猛禽類オオワシなどが生息しており、
その生物多様性もまた世界に類をみないものだそうです。

そんな中でも今回見てきたオオワシは、夏季にロシア東部のカムチャッカ半島や
サハリン北部などで繁殖した個体が、冬に流氷とともに北海道に飛来したものです。

羅臼の国道沿いを歩いていると、山側の木にとまっているオオワシやオジロワシを
見ることもできますが、せっかくなので、ぜひ流氷の上で見たいですよね。
羅臼では流氷クルーズにのりました！！

午後の便もありますが、おすすめは早朝。前日までに予約をすませ、日の出前に
港を出発。沖に浮かぶ流氷に近づくと、エサとなる魚をまいてくれます。
するとエサに誘われて多くのオジロワシやオオワシが集まってきます。

たくさんのワシが寄ってくるので、エサの取り合いも生じて、迫力も満点！！
カラスまで寄ってきてしまうことがあるのはご愛嬌です。
私は見られませんでしたが、運がよければ流氷の上にアザラシがいることも
あるようです！

今回のまとめ～知床羅臼で流氷とオオワシを見る！～

日本で最大の肉食獣であるヒグマ、最大の鳥であるタンチョウヅル、最大の猛禽類
であるオオワシ、最大のフクロウであるシマフクロウ、・・・本当に様々な生き物が
見られる世界自然遺産北海道知床半島で、世界で最も南に接岸する流氷と、
その流氷とともに北海道に飛来するオオワシを見に、冬の羅臼に行ってきました。

今回ご紹介した、世界遺産の知床半島羅臼の最寄空港は根室中標津空港です。
交通アクセスについて、運転ができる方はレンタカーがおすすめですが、
バスで行くこともできます。ただ、本数が少ないうえ、予約が必要な場合も
あるので事前によく調べていかれることをおすすめします。

・根室中標津空港から中標津バスターミナル
＜根室交通＞http://nemurokotsu.com/

・中標津バスターミナルから羅臼
＜阿寒バス＞http://www.akanbus.co.jp/localbu/senra.htm

・中標津空港から羅臼まで直通（要予約）
＜ひがし北海道エクスプレスバス＞http://www.easthokkaido.com/bus/

おすすめ観光/撮影スポット

流氷クルーズがいちおしです！

おすすめ情報

・宿泊場所
わたしが今回宿泊したのは、「羅臼の宿　まるみ」です。
露天風呂から流氷の向こう国後島から昇る朝日が見られ、またオオワシが沢山見られる
流氷クルーズの手配もしてくれます！
直接予約でお得なプランがある場合もありますが、往復航空券付のフリープランのほう
が安いときもありますので、遠方からの方は以下も参考にされてみてください。

・ホテル予約
最近はホテルのHPで予約することもできますが、以下のようなサイトから条件に合わ
せて検索すると、最安値や空室状況も一覧できて便利です。
早期割引のキャンセル期限などがホテルのHP予約より有利な条件になっていることも
多いので、宿泊場所を予約する際にはぜひ一度検索してみることをおすすめします。

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・格安航空券
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