カトマイ国立公園はグリズリーベアだらけ！

カトマイ国立公園の名前を聞いたことのない方でも、テレビや雑誌でたくさんのクマがサケを取る滝を見たことがある方は多いのではないでしょうか？
カトマイ国立公園のブルックス滝というところで、サケの遡上の時期にあわせて、たくさんのグリズリーベアが集まることで有名です。
カトマイ国立公園には水上飛行機でしかアクセスできず、宿泊施設も限られているため、オンシーズンは予約開始からすぐにいっぱいになるほどの人気だそうで、カメタビもとても苦労しました。
が、苦労した甲斐あって素晴らしい旅行になりましたので、ご紹介です！

 

アンカレッジから飛行機と水上飛行機を乗り継いでカトマイ国立公園へ！

カトマイ国立公園の宿泊予約の際、飛行機の時間も合わせて聞かれ、カトマイランドが手配をしてくれます。
まずはアンカレッジの空港からキングサーモン行きの飛行機に乗ります。この飛行機はふつうの国内線で、他のお客さんも乗っているようでした。
キングサーモンの空港はこじんまりとした空港で、隣には小さな小さな観光案内所のようなところがあるほかは、周囲にほとんど何もないので、飲み物等はアンカレッジの空港を出るまでに入手しておいた方がよさそうです。
カトマイランドの人が車で迎えに来てくれて、他のお客さんと相乗りで水上飛行機の発着場に移動します。
発着場についたら、体重と荷物の重さを量り、それぞれの水上飛行機に振り分けられていよいよ出発です。

オリエンテーション後は自由行動！さっそくたくさんのクマに遭遇！

アラスカの広大な大地を見ながらの飛行を楽しんだ後、ロッジ近くの湖に着陸し、まずはオリエンテーションです。
前の飛行機でついた人が終わるのを待っていたら、ロッジの人が「あら、さっそくクマよ」と教えてくれ、見てみると、窓の外のさっき通ってきた道に大きなクマが！
ドキドキしながら森の向こうに歩いていくクマを見ていると、カメタビ家族の番がやってきました。
オリエンテーションのビデオは日本語版も用意されており、見終わったらピンバッジがもらい、あとは自由行動です。
注意事項は教えてもらったものの、さっきクマが歩いていた道を自分たちだけで歩いていくのはドキドキします。

まだチェックインはできない時間だったので、受付だけ先に済ませて外にでると、再びクマが！今度は母グマと子グマ2匹の家族です！
かなり近くに出てきたので、クマも驚いたのか、立ち上がって威嚇してきます。
たまたま国立公園のレンジャーがいたのですが、先頭に立ってクマに何かを話しかけ、観光客は彼の指示に従ってしずかにクマのために道をあけると、威嚇をやめて去っていきました。

クマが住む森を抜けて、ついにブルックス滝へ

ブルックス滝に行くには橋を渡る必要がありますが、橋の近くにクマがいると通ることができません。
クマと適切な距離を取りながら進むため、レンジャーの指示に従いながら前進したり、後ずさりしながらタイミングを待ちます。
クマの行動によっては、ここで数時間待つこともあるそうです。

橋を渡ってからも、ブルックス滝に行く一本道の真ん中でクマがお昼寝中だったので、再び少し待機し、進みます。
人間はクマのテリトリーにお邪魔している存在なので、ここではすべてがクマ優先です。

ずっとレンジャーが先導してくれるのかと思いきや、たまたま居合わせただけだったようで、森の一本道は観光客だけで行くことになりました。
ドキドキしますが、人間が通っていることを知らせるために歌を歌いながら進みます。
滝に近づいてくるとゲートがついた歩道橋に上り、さらに進みます。

すると、滝！サケ！そしてたくさんのクマ！！
浮島では場所取りなのかケンカをしているクマもいます。
サケをとるのが下手くそなクマもいれば、森から出てきてサッと1匹仕留めるとあっという間に帰っていくクマや、川につかりながらどっしり座って何匹も食べているクマなど、いろいろなクマがいます！！！

食事と部屋

ずっと見ていたかったのですが、ランチとチェックインのため、いったん戻ることにしました。
部屋は何部屋かがつながっているロッジで、2段ベッドが2台とトイレ、シャワーがついています。
自然のど真ん中ということもあるのか、かなり質素で夜中にトイレを流すと音がかなり響いていましたが、部屋の外に一歩でると、ドアにクマの爪痕があったり、目の前の湖でサケをとるクマが見えたり、クマ観察には最高の場所です。

食事はビュッフェスタイルで主菜ありとなしを選べます。
まったく期待していませんでしたが（失礼！）、野菜もたっぷりあり、おいしく頂きました。
バーもあるので、クマを見終わった後は暖炉を囲みながらお酒を飲むこともできます。

 

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